パントテン酸(pantothenic acid)

パントテン酸の効果と多く含む食品

エネルギーの代謝を助け、動脈硬化を予防

パントテン酸とは実はビタミンB群の仲間であり、他のものたちと同じようにエネルギーの代謝を助けたり、動脈硬化を予防したりといった働きのある非常に大切な栄養素のひとつです。心や体の健康について不安をお持ちの際は、意識的に取り入れてみると良いかも知れません。

 

パントテン酸の働き

パントテン酸には大きく分けて3つの効果があります。

ひとつめはストレスに対して有効となる効果です。パントテン酸には、副腎の働きを強め、副腎皮質ホルモンの合成を促す性質があります。副腎皮質ホルモンが分泌されると血糖値があがり、ストレスに臨めるエネルギッシュな体が整います。こうしたことから、パントテン酸は「抗ストレスビタミン」と呼ばれたりしています。

次の効果は動脈硬化の予防です。そもそも動脈硬化の原因というのは、悪玉(LDL) コレステロールと、善玉(HDL)コレステロールという2種類のコレステロールのバランスが悪くなり、LDLが多いせいで余ってしまったコレステロールが血管の内側の壁に付着することで起こります。パントテン酸はHDLの合成を助けるので、動脈硬化の予防につながるのです。

三つ目は肌や健康の保全効果です。これらに効果的なビタミンといえばやはりビタミンCですが、パントテン酸はこれを助ける役割になります。特に肌や髪を作る際に重要となるコラーゲンをつくる際に必要なビタミンCの働きを助けてくれるのです。

 

不足による影響

パントテン酸というのはそもそもがさまざまな食品に含まれており、更に言えば体内でも自然に作り出すことも可能なので、不足するといったことは、ほぼありません。ただし、服用する薬によっては腸内細菌の働きをストップさせるものもあるため、体内で作られずに不足する場合はありえます。

この際は疲労感や頭痛、食欲の低下や手足の知覚異常といった症状が出る場合があります。ちなみに、妊娠・授乳中の女性はパントテン酸が多く消費されていますので、不足には注意した方が良いでしょう。

 

過剰摂取の影響

過剰摂取については尿として排泄されますので問題はありません。是非積極的に摂取を心がけましょう。

パントテン酸はレバーや納豆、卵などに多く含まれています。なんだか最近風邪をひきやすい、ストレスがひどい、という方は意識的に献立に追加するようにしてみてはいかがでしょうか?また、髪の毛に悩みがある方や肌荒れでお悩みの方に対しても有効です。是非ご検討ください。

 

パントテン酸を含む食品・食材

動物性食品
食品名パントテン酸
ウルメイワシ(生)125
マイワシ(生)1.17
鰻(養殖・生)2.17
紅鮭(生)1.23
ししゃも(生)1.95
たらこ(生)3.68
牛(肝臓・生)6.40
豚(肝臓・生)7.19
鶏(肝臓・生)10.10
単位:μg
植物性食品
食品名パントテン酸
黒砂糖1.38
オートミール1.29
小麦胚芽1.34
ひきわり納豆4.28
ブロッコリー(生)1.12
モロヘイヤ(生)1.83
えのきたけ(生)1.40
はたけしめじ(生)2.48
ひらたけ(生)2.40
アボカド(生)1.65
単位:μg/100g
食事摂取基準 (μgRE/日)
性別男性女性
年齢推奨量(RDA)目安量(AI)耐容上限量(UL)推奨量(RDA)目安量(AI)耐容上限量(UL)
0~5(月)-4--4-
6~11(月)-3--3-
1~2(歳)-3--3-
3~5(歳)-4--4-
6~7(歳)-5--5-
8~9(歳)-5--5-
10~11(歳)-6--6-
12~14(歳)-7--6-
15~17(歳)-7--5-
18~29(歳)-5--4-
30~49(歳)-5--4-
50~69(歳)-5--5-
70以上(歳)-5--5-
妊婦(付加量)-5-
授乳婦(付加量)-5-

-参考-

パントテン酸 – Wikipedia パントテン酸 | ビタミン | 栄養成分百科 | グリコ
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